『十角館の殺人(新装改訂版)』 綾辻行人
結構、読書好きな方だと思うんだけど、ジャンルはミステリー小説に偏ってます。
小学生の頃、学校の図書館にあるシャーロック・ホームズシリーズを読み漁り、
高学年では、その当時に流行ってた金田一耕助シリーズを片っ端から読みました。
暫く、小説をマンガに置き換えた時期(汗)があったのですが、社会人になって
からは出張での移動時間など、暇つぶし程度に読んでます。
今回、読了したんが、綾辻行人作 『十角館の殺人(新装改訂版)』。
この本は、氏のデビュー作なのですが、それに改訂を入れたものだそうです。
所謂、本格ミステリーと呼ばれる物だろうと読み進めて行くと、逆にそれを茶化した
ような登場人物の言動や、現実味のない台詞に馴染めず、「こりゃ、読み辛いな」と
正直、少々困惑気味でした。
さらに読み進めていくと、氏の手法に何となく慣れてきて、400ページ程、読んだ
ところで 『驚きの1行』 に出くわします。
全ては、この1行のための、長~い前フリと言っても過言じゃありません。(笑)
構図は独特かつ大胆で、プロットは綿密に練られています。 改訂版とはいえ、
これがデビュー作というのは凄い事だと思います。 さて、次は何を読もうかな?
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