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2008年3月 8日 (土)

『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎

書店で、「なんかイイ本ないかなぁ」と、見回してると「当店オススメ!」とあったんで、

何となく手に取った、伊坂幸太郎著 『ラッシュライフ』。 もちろん伊坂幸太郎って

名前は聞いた事があったんで、一度読んでみようかな?ってノリです。

Rushlife

 

全く別の5つのお話しが、それぞれ独立して物語が展開していきます。

しかし、実は場面場面で登場人物たちが交錯していて、最後に向かうにつれて、

その張り巡らされた伏線が明らかになる、といった手法が取られてます。

プロットもしっかりしてるし、「ふ~ん、なるほどねぇ。」と、感心しました。

 

でもね、何となくだけど、登場人物たちの言動に不自然さを感じなくもないかな。

読み終わった後の「爽快さ」も、今一つといったところ。 

物語の係わり合いは明確になるんだけど、気になる疑問がハッキリせんままなんよ。 

(読んだ事がある方は、何の事か分かるはず。まあ、作者の意図なんだろうけど。)

結構、読みやすい文章だったんで、また他の作品も読んでみようかな。

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