『スイス時計の謎』 有栖川有栖
今日は小説ネタを一つ。 気になってたミステリー小説作家 有栖川有栖さんの
『スイス時計の謎』をご紹介。 ミステリー小説は、何と言っても「ネタ」が命なので、
なるべくネタバレは避けますね。
短編3本、中編1本の、都合4つのお話しで構成されています。
最初の3本は、「ダイイングメッセージ」、「首なし死体」、「密室殺人」と、ミステリーが
好きな僕でさえ、のけぞるほど直球ド真ん中のミステリーです。(笑)
如何せん、短編ですんで登場人物が少なく、犯人は一発で分かっちゃいます。
それに、トリックも読んでる途中で、ほとんど分かっちゃいました。(汗)
最後の1作、表題作の「スイス時計の謎」。 氏のシリーズ物、「国名シリーズ」に
当たる作品みたいですが、これはなかなか秀逸でした。
犯人当ての理由が、とってもロジカルに仕上がってて、「なるほど!」と、唸りました。
読了後も、すっきり爽やかでした。 職業柄、論理的思考って好きなんですよ。
「ちょっとミステリーでも読んでみようかな?」って、初心者の方にはお勧めですよん。
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コメント
昨日は大変お世話になりました
無事帰宅されましたか?
スイス時計…
スイスの時計 とっても好きです が
ミステリーになると…
投稿: win-twins | 2008年6月22日 (日) 21時38分
>winさん
いらっしゃいませ♪
土曜日はお疲れ様でした。
家に辿り着いたのは...午前3時半。(滝汗)
今までで一番遅い記録を作ってしまいました。
グビグビの量についても同様で、どこかで歯止めをしないと
まずいなぁ、と思っている今日この頃です。
この小説は変わってて、amazonなんかの一般的な評価は
それほど高くありません。
しかし、ミステリー好きの集まるサイトでは、妙に評価が
高かったりします。
僕の評価も後者よりで、このネタを頭の中でまとめた作者の
思考能力に感嘆しました。
投稿: びっとさん | 2008年6月23日 (月) 06時05分