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2008年7月 9日 (水)

長浜ラーメン 花子

昨日の日記の、『ネパール・インド カレーハウス ガネーシャ』の場所には、元々

『長浜ラーメン 花子』さんがありました。 もう、店を閉めて、かれこれ5年くらいに

なるんかな? ここ最近は、極力ラーメンを控えるようにしているんですが、以前は

大のラーメン好き。 色んなお店を開拓するのも好きだったんだけど、気に入った

お店に足繁く通うのも好きなんよ... そう言えば、今も同じようなもんじゃな。(笑)

 

ラーメン屋さんで足繁く通ったお店ナンバーワンは、これまた今は亡き『商人』さん

なんだけど、『長浜ラーメン 花子』も、僕の中で、3本の指に入るはず。

今更なんですけど、思い出話をまとめてみようと思います。

 

今から、8年ほど前だったかな? それまでは、カラオケ喫茶だったお店が

ラーメン屋さんに変わりました。 その名も、『長浜ラーメン 花子』。 看板を見る

限り、どうやら、「長浜ラーメン」がいただけるみたいです。 当時、とんこつ大好きの

僕としては、行かない訳にはいきません。(笑) オープン直後に伺いました。

 

すると、内装は、多分以前のカラオケ喫茶から、ほとんど手を入れていない

雰囲気でした。 ラーメン屋さんらしくない薄暗い店内に、黒いカウンター、赤い

スツール、それより何より天井からはミラーボールがぶら下がっていました。(爆)

恐る恐る、「ラーメン」を注文し、出てきたそれは、お店の雰囲気とは異なり

立派な「とんこつラーメン」でした。 こりゃなかなかどうして、旨いがな!

その日から、月に1回程度ですが、ちょくちょく伺っていました。

 

開店から約半年後のある朝、『長浜ラーメン 花子』さんの前の通りは通勤路

だったんだけど、ふと見ると、火事で燃えちゃってました。(驚) 建物自体は

鉄筋なので、全焼と言う訳ではありませんでしたが、お店の中は真っ黒け...

お気に入りのお店が一件、無くなっちゃった...と、呆然としたんを覚えています。

 

それから数ヶ月、なんと『長浜ラーメン 花子』さんは復活しました。

異様だった店内はすっかり改装され、ラーメン屋さんらしい雰囲気に生まれ変わり

ました。 リニューアルから、夜は居酒屋を始め、僕も何度か伺いました。

 

リニューアル後、1年ほどの間、ラーメンの出来は、メキメキ上達し、僕の中では

「岡山のとんこつ ナンバーワン!」に、なってました。 今、あの味が復活すれば

『山○商店』さんや、『く○んや』さんにも、全く引けを取らないと思います。

もちろん、この頃は通い詰め。(笑) 寡黙な若大将とはお話しをする事はほとんど

ありませんでしたが、お母さんとは顔なじみになり、「ラーメン定食」を、「いつもの」

って注文できるようになりました。

 

そんなある日に異変が... あれだけ深い味わいのあったスープが、平坦で

塩辛い物に変わっていました。 一度であれば、「たまたまかな?」で済むんだけど、

何度通っても、元の味に戻る様子はありません。 完全に味が落ちてしまってます。

 

失礼とは思いながら、ある日、意を決して、お母さんに、その事を伝えました。

すると、「あの子(若大将)が、自信の持てる味が出せるようになったから、

オリジナルのスープを出すって言うんです。 今までのスープは九州から送って

貰ってたんですけどね...」と、複雑な表情で仰ってました。 詳しい経緯まで

詮索しませんでしたが、それまでの絶品スープは若大将が一から作った物では

なかったそうです。

 

それからは、チャーシューを変えてみたり、色々とアレンジを加えていたようですが、

以前の味からは程遠く、こちらの足も、次第と遠のきがちになってしまいました。

とはいえ、思い出したように数ヶ月に一度は思い出したように通っていたんです。

 

ある日の事、お母さんが「お店、閉めることになりました。」と、寂しそうに言いました。

それを耳にするこちらも、どう返答をしていいのやら...

「○月○日が最後なんで、良ければ来て下さいね。」と、声をかけていただきました。

 

それから、何日か後の最終日、もちろん、お店に伺いました。

若大将オリジナルのラーメン、この日が一番、旨かったように記憶しています。

『長浜ラーメン 花子』の味を、記憶に深く刻み込みました。

勘定を済まし、心なしか目元の赤いお母さんに、あれこれ悩んだ挙句、この日の

ために用意していた言葉をかけさせていただきました。 その言葉とは... 

 

   「ずっと忘れません。 ありがとうございました。」

 

でした。 本当にこれからも、忘れません。

若大将とお母さん、どこかの空の下で、頑張ってるんだろうな...

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コメント

なんか 切ないっす
うちの 息子らが好きでした ここ…

本当に 多くのお店が廃業されてゆくのですが みなさんどうされているのでしょうか…

投稿: win-twins | 2008年7月10日 (木) 08時30分

>winさん
いらっしゃいませ♪

以前、重松清の「青あざのトナカイ」という作品を読んで、
深く考えさせられました。
その小説の内容はこういった感じだったと記憶しています。

脱サラをし、宅配ピザ屋を始めた主人公が、自分の甘い予想
通りに行かない現実に直面し、ギスギスしていく日々、ノルマを
達成できない焦燥感、最後には閉店に追い込まれます。
手元に残った借金、妻子を実家に戻し、悶々とする日々。
自分の存在理由を全否定されたような喪失感。
そんな環境から、何とか這い出そうとするところで、物語は
終わります。

廃業をされたお店の方々は、恐らくゼロからの再起ではなくて
マイナスの状態からの再起を強いられるはずです。
こうやってブログで安易にあーだこーだと書いていますが、
その背景にはお店の方々の生活もある訳で...

今の仕事しかできない自分も似たようなモンなんですけどね。

投稿: びっとさん | 2008年7月10日 (木) 09時02分

そうそうそう。
火が出たお店ってことで、近所で有名だった(苦笑)
歩いて行けるほど近い距離だったけど、私は一度も
行ったことなかったです。
行ってみればよかったなぁ~☆

自分のお気に入りのお店がなくなってしまうのは、
本当に淋しいものです。
過酷な現実と向かい合わせの商売だけど、それでも
好きなお店にはずっとそこに存在していて欲しいですね。

投稿: ようこ | 2008年7月10日 (木) 19時16分

>ようこさん
いらっしゃいませ♪

是非、ピークの頃に食べていただきたかったです。
「引けを取らない」って言葉を使いましたけど、ここだけの話し、
その頃のお味は今でも僕の中でナンバーワンです。
おかげで随分、太っちゃいました。(笑)

お気に入りのお店には、未来永劫、そこにあって欲しいですね。
これといった応援はできないかもしれませんけど、気に入った
お店にはできるだけ足を運びたいですね。

投稿: びっとさん | 2008年7月10日 (木) 20時29分

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