『グラスホッパー』 伊坂幸太郎
今日も小説ネタ。 伊坂幸太郎氏の『グラスホッパー』を紹介します。
最愛の妻を交通事故で亡くした主人公「鈴木」。 交通事故の加害者は、闇社会に
大きな権力を持つ会社のドラ息子。 そのドラ息子への復讐を近い、「鈴木」は
その会社に潜り込みますが、目の前でドラ息子が車に轢かれてしまいます。
背中を誰かに押されて...
こんな書き出しで物語りは始まります。 暗示で自殺をさせる殺し屋「鯨」、
ナイフ使いの殺し屋「蝉」、そして主人公「鈴木」の3人それぞれの話しで進行し、
交通事故に見せかける殺し屋「押し屋」をキーとして、物語は繋がって行きます。
いわゆる「ハードボイルド」タッチの内容で、現実味があるような、ないような
内容なんですが、「次はどうなるん?」って感じで、とっても面白く読み進めました。
最後のどんでん返しも、興味深く描かれてて、筋としては良くできてると思います。
いい意味で、暇つぶしの読み物としてはお勧めの1冊です♪
ちなみに、この本は那覇空港の本屋さんで購入しました。 先日の沖縄旅行で
自分へのお土産は、たくさんの思い出とパシャ、そして、この本1冊のみです。(笑)
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