『その日のまえに』 重松清
今日は先日、文庫化されたばっかりの重松清作『その日のまえに』のご紹介。
7編から構成される短編集なんですが、最後の3編は「その日のまえに」、「その日」、
「その日のあとで」という3部作となっています。 「その日」というのは、主人公の妻が
末期ガンで亡くなる「その日」の事。 その前中後のお話しが綴られています。
そう考えるだけで「ウルッ」って来ちゃいそうです。 もう、反則スレスレじゃ。
この3部作だけでなく、全編のテーマは「死」。 あんまり身近な人との死別を
経験していない僕は、「その日」をうまく乗り越えられるんか考えさせられました。
この本のあっちこっちで涙腺が壊れちゃって、もう大変でした。 あ~しんど。
ちなみに、「その日」の3部作が、『その日のまえに』というタイトルで映画化
されます。(主演:南原清隆 、永作博美) 明らかに泣けちゃう映画なんじゃろな。
さて、読んでから観るか、観てから読むか... 気になる方は是非どうぞ♪
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