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2008年10月19日 (日)

『OUT』 桐野夏生

前回の『柔らかな頬』に引き続き、今回も桐野作品『OUT』を読んでみました。

Out_2

 

読み始めて、すぐにある事に気が付きました。 

「...これ、以前ドラマで観た話しじゃが。(汗)」 

ググってみると、やはり以前フジテレビでドラマ化されてたお話しでした。

それに、僕自身はドラマはあまり観ないんだけど、このお話しはインパクトが

強かったせいか、何となく見覚えがあります。 とはいえ、記憶力がそんなに

よくないのが幸いして、ほとんど覚えてないんだけどね。 よかったよかった。(笑)

 

さて、あらすじですが、弁当工場で働く仲良し主婦4人のうちの1人が、はずみで

亭主を殺してしまいます。 4人組のリーダー格の主人公「雅子」に相談すると

死体をバラバラにし、証拠を隠滅しようという事になります。

ほぼ思い通りに処理できたと思ったら、ずさんな1人から事件が発覚して

しまいます。 しかし、容疑者に上がったのは4人ではなく、殺された亭主が

通い詰めてたクラブのオーナー。 そのオーナーは、今回の容疑で自身の

お店を手ばなす事となり、4人を、特に「雅子」を追い詰めていきます。

 

ありえない展開は、ますますエスカレートしていき、最後のシーンでは、「いま

読んでる本って、ターミネーターかなんかじゃったっけ?」って思わせるほど、

凄い展開に、半分笑いながら引き込まれました。 雅子、凄すぎるぞ!(爆)

ドラマで映像化するのは明らかにNGな内容じゃな。 実際のドラマでは

もっと柔らかい内容に書き換えられてたみたいです。

 

でも、桐野夏生の世界って、なかなか面白いです。 ハマってしまいそうじゃわ。

また、他の作品も読んでみよっと! 興味のある方は、ぜひどうぞ♪

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