『46番目の密室』 有栖川有栖
今日は有栖川有栖氏の『46番目の密室』をご紹介。
ミステリー好きの僕でさえ仰け反るほどの、本格ミステリーど真ん中の一冊です。(笑)
密室の巨匠作家の家に、友人、知人が毎年恒例のクリスマスパーティーに集まり、
そこで殺人事件が起こります。 それも同時に2つの殺人事件が... それも
共に密室殺人。 そこに偶然居合わせた犯罪社会学者 火村が事件に挑みます。
密室モノって結局抜け道があって、「あ~そうなん」って結末になるんだけど、
この小説はそこに至るまでのプロットがとっても丁寧で、一ひねりされてます。
有栖川氏の小説は全般的に理路整然としている印象で、無理なく構成されて
いますね。 先日読了した『マジックミラー』もそうじゃったな。 「本格ミステリー
ってどんな本?」って方に、「これがそうだよ!」って勧められる一冊です。
最近、本格ミステリーばっかり読んでるんで、次は違ったジャンルを読んでみよっと!
| 固定リンク
« 西酒造 天使の誘惑 | トップページ | 筑波出張 »
「 小説」カテゴリの記事
- びっとさんが選ぶ2010年お勧め本ベスト3(2011.01.03)
- 『使命と魂のリミット』 東野圭吾(2010.03.18)
- 講談社文庫特製ブックカバー(2010.01.02)
- 『長い家の殺人』 歌野昌午(2009.10.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント