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2009年2月 8日 (日)

『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野 晶午

先日、岡山一番街をぶらぶらしてたら、『好栄堂書店』さんの店先で、この本が

推薦されてました。 90年代のバンドブームの頃の曲名みたいじゃな。(笑)

Book_2

 

センチメンタルな内容なんかな?って、ページをめくると、とっても軽薄な出だしです。

自称「何でもやってやろう屋」の成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から

怪しい霊感商法の団体「蓬莱倶楽部」の調査を依頼されます。 そんな折、ある駅で

ホームに飛び降りた女性を助けます。 その女性の名前は麻宮さくら。

成瀬とさくらのプラトニックラブ、蓬莱倶楽部の真相、成瀬の過去が交錯します。

 

残り5分の1に差し掛かった頃、とんでもない展開が読者を待ち受けてます。

「えっ! ちょっ! うそ~~~っ! ぐはっ、やられた~~~~~!!!」って

マジで声が出ちゃいました。 ここまで、コロッと騙されたんは初めてかもしれん。

この驚きを感じるだけで、この本の存在価値があるってモンです。 こりゃ凄いわ!

 

ミステリーものなので、結末は書けませんが、生きていく勇気もいただけます。

「葉桜の季節」...なるほどねぇ。 「君を想う」...かく、ありたいねぇ。

本を読んで、驚嘆の声を上げてみたい方にお勧めです。 気になる方は是非どうぞ♪

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