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2010年3月18日 (木)

『使命と魂のリミット』 東野圭吾

今日は本当に久しぶりの小説ネタを。 いつも肌身離さず小説は持ってるんだけど、

紹介できるような小説に巡り合えなかったんだよね。(涙) 満を持して紹介するのは

東野圭吾著『使命と魂のリミット』。 書店で見つけて、もちろん即買いです。 

Book

 

主人公の研修医の女性は、学生の頃に大動脈瘤の手術失敗で父親を亡くしてます。

彼女は父の死に疑問を持ち、心臓外科を目指します。 疑問を持つ理由のひとつに

母と、父の手術を執刀した心臓外科医が、父の死後に交際を始めた事もあります。

そんなある日、病院に宛てた「隠した医療ミスを公表しないと病院を破壊する」という

脅迫状を研修医の女性が偶然発見します。 ますます疑念が深まって...

 

といった感じで物語が進行します。 この小説のキーワードは、ズバリ「使命」です。 

ここでいう「使命」とは、職業に対するもので、医者の「使命」、警察官の「使命」、

それぞれ自分自身の置かれた立場を、全身全霊を持って果たしていく 大切さと

素晴らしさを描いています。 だから、登場人物が、とってもカッコいいんよ。

 

でも、東野作品としては、「惜しい。 もう1つ!」って感じかな。 とてもよくできた

小説だけど、著者の作品のほとんどを読了している僕としては、もう一ひねり、

「えっ?」って驚く場面があったら嬉しかったと思います。 もちろん、一般的には

十二分に及第点だけどね。 気になる方は是非どうぞ♪

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